心と体と宇宙の一体感を実感するエレクトロニック音楽の二つのポイント
1980年代後半のデトロイト・テクノとシカゴ・ハウスのエレクトロニック・ダンスミュージックの革新から始まった次世代音楽の特徴として、より刺激的な変形・変調・変態的な変性意識状態を誘発するアシッド感覚のほかに、二つの重要ポイントをここで述べておきたいと思います
ヒプノティック・ビートとディープ・スペース感覚
ミニマルに繰り返すヒプノティック・ビート
ヒプノシス‐催眠‐半意識・臨死体験
キック(バスドラム)の単調なリズムが半覚半眠状態へ導く
もわっとした重低音が雲のじゅうたんのよう
重低音と言うが、実際は重くは感じず包まれる感じ。重力を感じさせなくなる。
脱重力、無重力状態へ
ディープ感
やはりもわっとしていて音程感のない、彷徨うようなフレーズを繰り返すベース音が、暗く深い海の底を漂うような感覚を催させる。
ハイハットとパーカッションの高音域リズムの軽快さ
ラテン系のリズムは身も心も軽くさせ、気分を高揚(ハイに)させる
自然に体が踊る
超高域成分を多く含むストリングス系のパッド、ドローン音
超高音域と超低音域(ウルトラ・ソニックとサブソニック)に包まれるアンビエント感
高い星空を舞い、深い宇宙を飛んで旅するような感覚
アストラル(星間)飛行の浮遊感へ誘う
アストラル体は高次の精神状態(変性意識状態=アルタード・ステイツ)で、肉体を抜け出して超時空を旅する(アストラル・トラベリング)
都会の夜の底と、暗く深い海底と、星の光がきらめき果てしない宇宙、ディープ・スペースを一体のものとして感じさせる
クラブのダンス・フロアは踊る瞑想空間となる。
目を閉じた安静覚醒時には、脳波はアルファー波(8~13Hz)が優位になり、リラックスと同時に集中が可能な瞑想状態に近くなる。
さらに入眠時と浅い眠りのレム睡眠時には、シータ波(4~8Hz)、ベータ波(13Hz以上)などが混在した状態になる。レム(REM)はRapid Eye Movementの略で、急速眼球運動が起こり、夢を見ることが多い。
より深い瞑想状態では、これに近いと考えられる。
ちなみに、ピンク・フロイドのジャケットを手がけたデザイン・チームのヒプノシス(Hipgnosis)は、催眠のHipnosisに古代から続く神秘的叡智を表すGnosis(ノーシスorグノーシス)をかけた言葉だそうです。
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